ひらがなけやき武道館スリーデイズ初日の感想に擬態した雑感について。
昨夜はひらがなけやきの武道館スリーデイズの初日に行ってきたのですが、新曲を披露する前にメンバーの軌跡的な映像とともに謎のセンテンスが挿入され、普通に読めば漢字の現状に対する葛藤や悩みを打ち破って「イマニミテイロ」(新曲のタイトルでもあります)という状況に至る様子が描かれたのでした。まあこの手の演出好きだよなあ、という冷めた感情を持て余した末にひさしぶりに長めの文章を書こうとした次第です。
えっと、そういう(=漢字と対抗する)グループなんですか、ひらがなけやきって? もしいつのまにかそうなったのであったとしたら以下の文章はまったく意味を成さないのですが、こうした強引な設定づけのいくつかが欅坂46のいびつな現状を導いたのでは? ちなみに僕は平手友梨奈さんにはデビュー当初からある程度好意的だったのですが、昨今の彼女についてはまったく支持できないなあ、と。メンバーに責を負わせるべきではない、という意見には一定の妥当性を認める立ち位置でもあるので、ならば運営の責任でしょう。
ひらがなけやきをアンチテーゼとして存在させるのはありがたいのです。実際いまの欅坂46は窮屈すぎてライトなファンである僕としてはライブに行きたくなる存在ではないので、ことさらひらがなけやきの武道館は楽しかった。席は自分史上ワーストに近いくらいのひどい場所でしたが、それでもこれだけ楽しかったのは正直嬉しい誤算でもありました。
それだけに余計なキャラ付けをしないでほしいなあとも思うのです。たまに行きたくなったら行って、それでみんなが楽しい。理想論かもしれないんだけど、漢字でコンセプチュアルに稼いでる(ように見える)んだから、そんな風に還元してくれてもいいのになあ、と思います。甘いですね、我ながらそうは思いますが。
あ、そうだ、なんかわりと早いペースでニューシングル出すんですね、欅坂46。強引に投資費用の回収にかかってる、なんてことがないことを祈ります。杞憂に終わりますように。
……ということをつらつら書かせてしまうくらいにはひらがなけやきの武道館は楽しかったです。